ブログ

免疫を上げていこう~生姜~(前編)

皆様こんにちは! 南流山内視鏡おなかクリニックで医療事務を担当している濱田です。私は鍼灸師で、当院でも希望された方に鍼灸治療を行っています。またベジタブル漢方アドバイザーとして、薬に頼らず健康な身体とするための効果的な野菜の採り方をお伝えしています。東洋医学の良さと西洋医学的な科学的根拠を融合した視点から様々な野菜の良さをお伝えし、皆様がより健康となる参考となればとても嬉しいです。

 

今回は、免疫の機能を高める生姜についてお伝えしていきたいと思います。

先日、家族全員がインフルエンザに感染し、それぞれ別々のクリニックでお世話になりました。

その時に感じたのが・・・「漢方薬を合わせて出しておきましょうか?」と医師からの提案。

Aクリニックでは、麻黄湯(マオウトウ)が処方されました。Bクリニックは葛根湯と麦門冬湯(バクモンドウトウ)でした。・・・なるほど、どちらのクリニックも麻黄(マオウ)の成分を重要だと考えているのだなと思いました。

麻黄はエフェドリン(アルカロイド)などの成分を含み、鎮咳(咳をしずめる)、去痰(痰を取り去る)、抗炎症、発汗、解熱などの作用があります。

Aクリニックの先生は「免疫を上げる作用もあるからね」と仰っていました。

「なるほど、なるほど」と思いながら帰宅しました。

 

<生姜>

生姜(ショウガ)を食べると生姜に含まれる成分により、血行が良くなり体の末端を温めてくれる効果があります。

生姜の成分の中で特に注目されているのが、免疫機能を高める働きのあるジンゲロールとカラダを温める効果のショウガオールです。 加熱することによりジンゲロールがショウガオールに変化します。 生姜を食べることで、女性に多い「冷え性・むくみ・便秘」といった問題、脂肪燃焼やダイエットにも効果が期待されます。

 

<ジンゲロール>

生の生姜には、辛さのもとになるジンゲロールという成分があります。殺菌作用や頭痛を抑える効果があり、末端を温め、免疫力を増進します。ジンゲロールは免疫細胞の一つである白血球を増やし、免疫機能を活性化させることが出来ます。

※生の生姜を胃腸の弱い人がたくさん摂りすぎると胃の表面があれて、腹痛や下痢になりやすいので気をつけましょう。5~10gが適量です。

※ジンゲロールは酸素に弱いので、食べる直前におろすとより効果的です。

 

<ショウガオール>

ショウガを加熱すると体の芯から温めてくれる成分が生のショウガと比べると10倍にアップします。脂肪を燃焼しやすくする作用もあります。

 

次回は、ショウガオールの作り方をご紹介していきます。

TOPへ